みなさんこんにちは。
最近、HUAWEIに対する風当たりが異常なまでに強いですね。
googleから始まり、ARM、Panasonicまでソフトウェアや部品の供給停止…。
これを受けて日本をはじめとする国家で、多くの通信キャリアがHUAWEI製品の販売を見合わせ・停止しています。
何故HUAWEIがこういうことになったのか。
それは米中の貿易摩擦および5G覇権争いがきっかけです。
目次
シンプルで怖い、中国の野望
HUAWEIの話をする前に、まず中国が今何を考えているのか、簡単に整理しましょう。
中国の目的は、一帯一路というシルクロード中心の経済圏を再建し、中国を中心とした世界秩序を作り上げることです。
次世代高速通信規格である5Gはその覇権を握るための第一歩に位置付けられてるんですね。
・・・まぁ、みなさんの言いたいこともわかります。
そんな悪の組織みたいなこと本気で考えているのかよ、と思うでしょう。
しかし中国は共産党政権のもと、何十年というスパンで戦略を考える国です。そんな国を民主主義国家の日本やアメリカ同じ考え方で捉えるのは彼の国の本質を見失ってしまいます。
アメリカやほかの国家が世界の中心になっていることを本気で良しとしていない、と考えておくくらいがちょうどいいです。
まあ、今の共産党政権が国を支配してからまだ100年も経っていない幼い国なので、外に向かってガンガンいこうぜ的な姿勢になるのはある意味致し方ないことなのかもしれません。
そして、アメリカはそういう中国の動きに非常に敏感で、手遅れになる前にまずは5G問題で先手を打ってきた、というのが今回の話の流れなのです。
ここを理解していないとトランプ大統領がただめちゃくちゃやってるだけに見えるのがこの問題の怖いところです(まぁ実際めちゃくちゃやってるんですが…)
ちなみに、HUAWEIと中国共産党は関係ない!と思ってる人もいるかもしれませんが、創業者の経歴はググって押さえておくようにしてくださいね。
というか共産圏で真の官民独立はまずありえないと思った方が無難です。
HUAWEIはこれからどうすればいいのか
仮にgoogleと関係を修復する、という意味での非常にシンプルな解決策としてはHUAWEIが中国を出るというのがあります。
が、これは難しいでしょう(そもそも実現できるのかもわかりませんし)
望んだ展開かはさておき、中国国内ではすでに、反日デモの時と同じようにお決まりの偏狭なナショナリズムが勃興しており、その象徴にHUAWEIが祭り上げられてます。多分中国の法人でなくなったタイミングで、HUAWEIの誰かが死にます。
ただ、HUAWEIとしては今のところ直接中国共産党に助けを求めてはいないようです。
おそらく既に公表されている通り、独自アップデートやら独自OSの開発やらで凌ぐ腹づもりなんでしょう。
Androidでない(もしくは古いAndroidの)端末がどこまで売れるものになるのかは未知数です。しかし中国は総人口13億人を抱える巨大国家ですから、国内需要だけでも喚起できればこの苦境を乗り越えるには十分です。そう考えると、独自OSに舵を切るのもそこそこ有効な戦術ではあるかもしれません。
日本はどうすればいいのか
いや、もうこれは悩まなくていいです。
とりあえず、ZenFone6かXperia1買いましょう。
もちろんiPhoneでもいいです。
少なくとも、超熱烈なファンでなければ、無理してHUAWEI製品を買うようなことはしなくていいと思います。
一番最悪なのは、中国の一帯一路構想に利する行為を行うことです。(ZenFoneは台湾なのでセーフということで…)
はっきりいって今後独自OSに舵を切るようなら、HUAWEIユーザーはgoogleではなくHUAWEIに生殺与奪を握られる展開になります。共産党の都合でルールが変わる国の企業に依存するのは、非常に危険です。おすすめはしません。
今後も多くの国家を巻き込んでいくであろうこの件は、しっかり注視していく必要がありそうですね。
ではまた( ^_^)/~~~