みなさんこんにちは。
Microsoftが、人気の2in1PCの「Surface」シリーズから、新作「Surface Go2」を発表しましたね。
しかしこのSurface Go2、買う前によくスペックを見ておかないととても後悔しそうな構成になってます。
そこで今回はSurface Go2がいかに難しい端末なのかを書いていきたいと思います。
目次
(端末だけなら)驚異の低価格。そしてまさかのローエンド?
さて、まずは価格。
このSurface Go2、なんと最安値が65780円。
もはやミッドレンジのスマホレベルの価格なんですが、それもそのはず。
積んでいるのはPentium Gold 4425Yという2020年現在では超低スペックCPUです。
しかもメモリ4GB。
色々なところで書いているとは思いますが、メモリ4GBというのはWindows10を動かすにはギリギリのスペック。
負荷の高い処理をしようとするといわゆる「固まる」という現象を頻発させます。
比較対象にあげるのはおかしいということはわかっていますが、おそらく処理性能だけで見れば、約1万円高いiPhone11に遠く及ばないレベルです。
ちなみに最上位の価格帯(107580円)でも、core m3という一時期12インチMacBookにも搭載されていた低スペックCPUが積まれています。(ただし世代は最新で、こちらはメモリも8GBのモデルなのでまだマシかも)
さて、ともあれ端末が安いことはわかったと。
しかしSurface Goシリーズにおいては、キーボード別売という罠があります。
WindowsPCでキーボードがないのは流石に有り得ないので、なんらかの形で買わざるを得ません。
公式のキーボードは16940円からなので、最小構成だったとしても合計で82720円。最上位モデルなら124520円にもなります。
一応10万円切りモデルもあるものの、スペック比で見ると決して安い買いものではなくなってきているのがお分かりいただけたでしょうか。一般的なクラムシェル(折りたたみ)型のPCであれば同じ額を出せばもっと良い端末を購入することが可能です。
Microsoftは「モダンPC」に対して匙を投げたのか
ちょっと話が逸れますが、昨年くらいから、Windows PCでは「モダンPC」なる規格が広く宣伝されてました。
モダンPCとは、以下の三つのコンセプトに、具体的な数値基準を添えたものです。
【モダンPCのコンセプト】
「高速起動でストレスが少ない」
「どこへでも持っていける」
「創造性、生産性アップ」
まぁまとめると、「きちんと動くスペックで、使いやすいPCを作って売りましょう」ということです。
このモダンPCと言う規格は、まさにMicrosoftが仕掛けたものなのですが、
その Microsoftが今回発表したsurface GO2は果たしてモダンPCと言えるのでしょうか。
高速起動?生産性アップ?・・・そのCPUとメモリで?
(確かに携帯性は高そうだけど…)
そもそもWindows10は、OSそのものがめっちゃ負荷高いんです。
個人的には、最低でもIntel core i3以上のCPUに、8ギガ以上のメモリがないと買って1年も経った時に使い物にならなくなる可能性があると思ってます。つまり今回のGoでいうと最上位モデル
何より、このモダンPCについては、メーカー・小売から散々文句言われながら進めてきた規格で、Microsoft側からそれを反故にするような端末を売ると、メーカーや小売も「なんだ、安かろう悪かろうをまた売ってもいいんだ」とモダンPC以前の基準に戻ってしまいます。
どうせならもう少しお金を貯めて、Surface Laptop3を買うのがおすすめ
それでも、今すぐパソコンが欲しいという人にとっては、Surface Go2は非常に魅力的な選択肢になるでしょう。
が、個人的には購入後の満足度を考えるのであれば、もう少しお金を出して「Surface Laptop3」を買うことをお勧めします。
楽天の以下のショップなら139480円と、Surface Go2の最上位モデルと比較しても15000円の価格差で、最新のミドルクラスCPU(Core i5)と8ギガメモリのいい感じのスペックに手が届きます。
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何万も出してじわじわ後悔するより、最初の痛みをもう少し大きくして買った後長く使った方が絶対にいいと思うので、Surface Go2が輝いて見えたとしても、そこはぐっと堪えてよく考えてみてください。
今日はこの辺で。
ではまた( ^_^)/~~~