みなさんこんにちは。
コロナの影響で意図せずして広まったリモートワーク。
改めて自宅のパソコンを見直す機会にもなったのではないでしょうか。
そんな中、地味に選択肢に入りがちなのがChromebook。
Chromebook ノートパソコンをオンラインで購入 - Google Chromebookswww.google.com
調べたら最近割と新機種出ていて驚きました。
が、個人的にROYはこの系統のデバイスは全くオススメできません。
今回は何故このChromebookがオススメできないのか、そんな話をしていきたいと思います。
目次
ある意味ネットブックの正当進化、それがChromebook
世の中にはかつてネットブックというデバイスが存在しました。
簡易版のWindowsを積んだデバイスで、Officeも入ってない廉価版PCのような感じの端末です。
小型で取り回しがきくので、主に外回り系の仕事の方がこぞって購入してましたが、通常のWindowsノートPCよりも低スペックなその性能に辟易するユーザーが殆どでした。
Chromebookは、そんなネットブックの潮流を継ぐ端末で、低スペックながらGoogle純正のChromeOSでサクサク動くデバイスです。
オフラインも使えますが、基本はGoogleChromeを中心として、ネット接続しての利用を前提としています。
エクセルやワードなどのOfficeソフトも基本はネット版(無料)のものを使います。
まぁここまでなら使えるかも…とも思えなくはないですが…
Chromebookの場合は、競合している端末が問題なのです。
ネットブックを否定したiPadに、Chromebookも否定される。
さて、ネットブックの話を出すとなると、もう一つ語らねばならないのは他ならぬiPadです。
かつてスティーブ・ジョブズはiPadのプレゼンでネットブックをこき下ろしました。
Steve Jobs introduces Original iPad - Apple Special Event (2010)
「ネットブックの問題は、何も優れたところがない。遅い。低品質の画面。そして、古いパソコンのソフトが動く。」
「だから、それらはラップトップと比べて、安いという以外、優れたところがない。安いただのラップトップだ。」
ースティーブ・ジョブズ
Appleはネットブックはユーザーが求めているものではないとして、iPadを売り出したのです。
結果、ネットブック市場はiPadに蹂躙され、ほとんど姿を見なくなりました。
ネットブックの流れを汲むChromebookについてもこれと同じことがいえます。
操作性など、ほぼ全ての面においてiPadはChromebookを凌駕しているのです。
(唯一Chromebookが優っているのは拡張性でしょうか)
雑誌・動画、音楽などエンタメ消費やちょっとしたノートていく等であればiPadに軍配が上がるのです。
当然Windows PCとの勝負も話にならない。
スペック面ではiPadにすら負けている中で、どんな使い道が見出せるのか。
iPadが苦手とする分野となると、メインはOfficeを使用するような事務系の仕事になるのかもしれませんが、そもそも今の時代、7〜8万出せば実用性のあるノートPCが手に入ります。そうなると4万円台から購入できるからといってChromebookに飛びつくのは安物買いの銭失いに他なりません。
なぜかって?
Chromebookで使えるソフトウェアは大抵Windowsで使えますが、その逆は必ずしも成立しないのです。
Microsoft Officeならいざ知らず、他のちょっとマイナーなソフトになった瞬間「アウト」となる可能性が高いです(まあこの辺はiPadも一緒なんですけどね)
つまり、WindowsPCが買えるなら仕事面では圧倒的にそちらが有利と言うことです。
結論:使用場面を見出せないので、素直にiPadを買った方がまだマシ
と言うわけでPCともタブレットにも勝てないChromebook。
できること中心に考えればiPad、汎用性を考えればWindows PCを買った方がマシなので、学校等で購入が強制されていたりすることがなければ、そのどちらかを買いましょう。
見た目がPCだからといって油断せず、しっかり性能を見極めることが大切です。
それでは今日はこの辺で。
ではまた( ^_^)/~~~